国民民主党三重県連
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- 党本部
- 2024年03月04日
国民民主党 幹事長定例会見(2024年3月1日)
【冒頭発言概要】
ひどい国会になってきました。昨日の夕刻、衆議院で突如、今朝9議に予算委員会が委員長職権で立てられ、13時の本会議も立てられました。もちろん予算を無理やり通すための職権セットですが、自民党が自らの「政治と金」の問題で、国民のみならず立法府や多方面から疑義を受け、総理が火の玉になって改革する反省すると言って、政倫審が昨日・今日とやっているんです。この政倫審は、自民党の衆議院議員が申し開きをしたい、説明したいと言って、自ら手を挙げて開催したわけです。ここで反省し、事実を話し、これからどうするんだということを話す会の途中です。昨日一日、総理と武田さんがやっただけで、謝っているかと思ったら、頭を下げたその直後に急所を蹴り上げてくるんだから、全く反省していないということです。まだ一番メインの、安倍派の皆さんが誰ひとり説明していない段階で、予算の強行採決を職権で立ててくるわけです。衆議院ではおおむね予算は80時間くらい審議するのが従来からの国会の慣習です。それがまだ67時間しかしていないのに、いきなり強行採決です。しかも安倍派の誰ひとり説明していない。しかも今日午後には今の派閥のトップである塩谷さんが説明する前に、先に本会議をやっているんだから、まったくもって筋が通らないです。野党をばかにしているのではなく、国民をばかにしているんじゃないですか。国民に対する説明責任をなんら果たさないで強行採決をやってくる。少なくとも2日間の政倫審をやってから、まだ足りないかもしれないがぜひ予算の成立に協力してくださいと頭を下げて、それでも野党がだめだと言ったらじゃあどうしようかという議論はある。けれども、自分からやりたいと言った政倫審が終わらないうちに、舌の根も乾かぬうちに殴りつけてくるというのは、まったくもって反省していないということです。岸田さんはこれをもってリーダーシップと言っているのかもしれませんが、こんなのはリーダーシップでもなんでもないです。乱暴極まりない。
今朝、野党第一党が小野寺予算委員長の解任決議を出したそうですが、出したい気持ちはよく分かります。ただこの会場に来る前にびっくりしたのが、延々と野党第一党がフィリバスターをやっている。3、4時間演説するといっています。与党も与党ですが、こんな昭和の政治をまだやっていたら、予算だから全ての役所のみなさんは夜なべです。休日に国会を1日やったら、1億円の税金が吹っ飛びます。残業代もかかる。予算だから全省庁です。こんな税金の無駄遣いをやって、被災地はどう思いますか。与党にも野党にも。「自民党とんでもない」と思っていた有権者や納税者が、こういう昭和の政治を延々とやっていると潮目が変わってしまいます。ここまで永田町が劣化すると、誰かが「日本が心配だ」と言いましたが、情けない。まずは自民党がとんでもないです。庶民は100円のおにぎりを万引きしたら捕まるのに、3,000万円でもセーフなんて通るわけがないし、反省しているかと思いきや、全く反省していないことがよくわかりました。野党は野党で、力がないかもしれませんが、延々と国会をやって土日に引っ張って。
私は参議院だからあえて言うけれども、参議院自民党が怒らなければだめだ。荷崩れで持ってくるなと。参議院は30日間しか審議できないんだから。昔の参議院だったら官邸と衆議院国対にしっかりやれと烈火のごとく怒って、まともな国会をやれと言いました。それが一緒になって、土日の参議院予算委の理事懇・理事会をやって、4日の月曜日から審議してくださいなんて、めちゃくちゃな国会に加担するような発言を参議院自民党が言っているとすると、村上正邦先生や青木幹雄先生や吉田博美先生が泣いています。
これから衆議院がどうなるのか見守っていきますが、本当に国民に申し訳ない国会になっています。特に被災地の皆さんに。休日に1億円の税金で無駄な国会をやるなら、被災地の皆さんにその税金を使うべきではないですか。野党の参議院の一人として、衆議院の今のあり方には猛省を促したいし、一義的には岸田総理と与党自民党、いったい何をやっているんだと強く抗議します。明日、わが党は各県連で県連大会がありますが、明日も国会だとその県連大会も仲間が全部は出られなくなります。長友慎治さんの宮崎県、西岡秀子さんの長崎県、滋賀県でも県連大会があると聞いています。代表が長崎に行き、私は宮崎に行く予定ですが、代表も行けなくなります。
我々の大会は地元のみなさんでやればいいですが、こんな形で働かされる若い官僚の皆さんはうんざりするんじゃないですか。ますます公僕たる公務員になろうとする優秀な人材は、どんどん違う職種に流れていくと思います。