党本部
2020年07月21日

SDG4教育キャンペーンの子ども・ユースから要望を聞く 玉木代表と文部科学部門

 玉木雄一郎代表、城井崇党文部科学部門長は21日、「SDG4教育キャンペーン」の子ども・ユース代表の高校生及び大学生らを党本部に迎え、国内外の教育に関する要望を聞いた。

 子ども・ユースを代表して大学1年生の朝倉凜花さんは4つの提言として(1)「今 当たり前を壊したい」(2)「教育を受けなければ見られない景色がある~世界中の子どもたちの可能性は家計や環境に邪魔されない~」(3)「外国人ルーツの子どもにも声をあげるチャンスを!」(4)「教育はこの世界で生きるために必要だし、教育から生き方を学ぶ。だから、貧しいからとか教育を受けれないのはおかしい。誰も排除しない教育を望みます」――を提案した。高校2年生の鹿内あかりさん、安部瞳さんが補足説明した。

そのほか会議では、(1)本年2~3月に各政党に対して実施された教育政策に関するアンケート結果、(2)4~5月に実施された全国の2,559人の学生や市民が各政党のアンケート回答を見て支持する政党に投票した結果について報告があった。国民民主党は、ジェンダー教育の推進、ODA総額・教育への支援割合の分野で7政党中で各1位、教育予算の増額、外国ルーツの子どもの学習の場、SDG4(教育目標)の達成の項目でそれぞれ2位となった。

子ども・ユースの要望を聞いて玉木代表は、「これからの社会では、これまでの常識と違うもの、『次の当たり前』を作っていく必要がある。それができるのは皆さんだし、私たちは皆さんを単に年下とは思っていない。一緒にこの国や世界を良くしていくパートナーだと思っている」と述べ、一緒に国の政策につなげていこうと呼びかけた。

城井部門長は、「教育に光を当てた4つの目標に取り組みながら、自分のこととして考える機会を作るというのはとても良いこと。また、周りの人に普段気がつかないことに気づくチャンスを1つひとつ作っていくことも素敵だと思う」とキャンペーンを高く評価。「子どもたちが前に進んでいけるチャンスをつかめるような工夫をこれからも重ねていけるようにがんばりたい」と決意を示した。

SDG4とは、2015年9月の国連総会で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の「目標4」を指し、2030年までにすべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進するというもの。「SDG4教育キャンペーン」は、SDG4を達成しようとする国際的なキャンペーンで、日本では教育分野の国際協力NGOの20団体が連携し、同キャンペーンを推進している。

会議には、「SDG4教育キャンペーン」を推進する国際教育NGOのシャンティ国際ボランティア会、ラオスの子ども、ガールスカウト日本連盟、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン、開発教育協会/DEAR、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの代表者、党側から文部科学副部門長の横沢たかのり参院議員、参院文教科学委員の伊藤孝恵参院議員も参加した。

SDG4教育キャンペーンの子ども・ユースから要望を聞く玉木代表ら

SDG4教育キャンペーンの子ども・ユースから要望を聞く玉木代表ら