玉木雄一郎代表と近藤和也青年局長は17日、zoomを利用して行われた国民民主党青年政治大学受講生との意見交換会に参加した。

青年政治大学は次期地方議会議員選挙に立候補、または再挑戦を考えるメンバーで構成され、政策、議員活動、後援会活動、選挙活動などさまざまな分野にわたって党所属国会議員、地方議員を講師に迎え、定期的に研修を行っており、今回の意見交換会はその一環として実施した。

冒頭、司会者の部谷翔大青年委員長は「落選期間中の苦労話や、その期間、どのようにモチベーションを保ち、普段の活動を続けて来たのか聞かせてほしい」との質問。玉木代表は、「落選した時に一番大変だったのは地方税の支払い。前の年の所得に応じて納税額が決まるので、落選して職がなくなり、その支払いは大きく切実なものがあった。これをきっかけに税金がどのように使われているか、地方政治に目が行くようになった」「モチベーションという点で言えば、いま同じことをやれと言われてもできないかもしれないが、当時はあいさつ回りに使っていた不在名刺は夜な夜な手書きし、翌日、不在名刺と普通の名刺を携え、それが全部なくなるまで家に帰らないと言う目標を立てて活動を続けていた。とにかく、当選しようという気持ちが一番のモチベーションだった」と語った。

近藤局長は「1000という数を日々の活動の目標に掲げ、街頭活動などを行っていた。政治の世界では選挙の時にしか数字が出てこないので、日々の(目標とする)数値は自分で作り、自分を律するために設定しモチベーションを高めていた」と答えた。

続いて「先が見えない今だからこそ、国民民主党が目指す日本の未来について」との質問に対し玉木代表は、「どんな状況にあっても尊厳ある最低限の生活が保障されなければならないと思っている。一言でいうと、貯金ゼロでも不安ゼロの社会を作っていくことだと考える」と述べた。他にも「これから議員を目指す前に勉強すべきことは」「若くして政治家になった場合の立ち回り方について」「党の支持率を上げる戦略について」「落選期間中の生活費や活動費について」「九州を襲った豪雨災害への支援について」など、多岐にわたる質問が投げかけられた。

最後に近藤青年局長は「活動している中で辛い時には、この世界に挑戦しようと思った理由を思い返すためにも、ブログなどで日記をつけ、自分がどれだけ頑張ったかを振り返り、自分自身の思いを奮い立たすようにして欲しい」「私は証券会社に就職していたので、最初は金融の事ばかり話していたが誰も興味を持ってくれなかった。極論で言えば、有権者は政党の政策よりも、あなたは何がしたいのか、あなたは私にどれだけ寄り添ってくれるのかを求めており、とことんつきあうことで信頼が生まれてくる。それが政治の第一歩だと思う」と政治大学受講生にメッセージを送った。