党本部
2022年08月22日

戦後77年の終戦の日にあたって(談話)

戦後77年の終戦の日にあたって(談話)

国民民主党代表 玉木雄一郎

 本日、77回目の終戦記念日を迎えました。

先の大戦では300万以上のかけがえのない命を失いました。苛烈な戦場で倒れた方々、終戦後遠い異国で亡くなられた方々、広島、長崎の原爆投下や各地での空襲、沖縄戦など戦禍に巻き込まれて犠牲となった方々など、全ての戦争犠牲者の方々に、衷心より哀悼の誠を捧げます。今なお、後遺症や心身の障がいに悩まされる方々に心からのお見舞いを申し上げます。

今日の日本の平和と繁栄は、戦争によって命を落とされた方々の尊い犠牲と、戦後の辛苦に耐え復興の道を歩んでこられた先人のご努力の上に成り立っています。こうした先人たちへの敬意と感謝を忘れてはなりません。また、戦後77年が経ち戦争被害者の方々が高齢化する中、戦禍の教訓と恒久平和の願いを風化させることなく、次の世代へと語り継ぐことは我々の使命です。若い皆さまの「平和」への取り組みを支援してまいります。

一方で、ロシアによるウクライナ侵略や中国の弾道ミサイルが初めて日本の排他的経済水域内に着弾するなど、日本を取り巻く安全保障環境はますます厳しさを増しています。国際社会と連帯し、一日も早い戦争終結を求めるとともに、食料やエネルギーの自給体制の強化を含めた「国を守る」現実的な安全保障政策を進めていかなくてはなりません。

国民民主党は綱領で明記しているとおり、開かれた国益と広範な人間の安全保障をめざし、国際社会の平和と繁栄に貢献します。現下の新型コロナウイルス感染症を乗り越え、国民の安全や平和を守るための備えを万全としつつ、平和で豊かな日本を発展させるために全力を尽くすことを国民の皆様に誓います。